今月のれんあい
〜メールの切れ目は恋の切れ目?!〜

ちょっと今回は文章長いぞ〜!!
想像力を豊かにして読んでください…
マイアヒ〜マイアフ〜マイアハ〜

2006年3月号


メアド:mail address

インターネット上で、電子メールを受信するための宛先。

広辞苑より


 

 

 

 

「メールは魔法・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、

学生の時に告白してフラれた彼女とばったり会った…

彼女は私の学生時代のマドンナ的存在の人だった…

 

もうお互いに社会人となっており、

彼女もすっかり大人の女性になっていた…

 

久しぶりに会ってびっくりしたことも当然だったが、

それ以上に

久しぶりにあった彼女の腰つきはとても悩ましかった…

昔でいう、とても色っぽくなっていた…

 

…私は、すっかり彼女と昔話しに盛り上がり、

立ち話でゆうに一時間は越えた…

 

その会話の中で、

彼女は一枚の写真を私に見せてくれた…


彼氏と一緒の写真だった…
 

私はやや複雑な気持ちだったが、

お!ミカ、ラブラブじゃーん!俺も早く彼女欲しいな〜!

と、羨ましそうに話した…

彼女も彼氏とのノロケ話しを永遠と話していた…

 

 

…その後も、そんな感じで

結局二時間近く立ち話をしお互い別れた…


別れ際に彼女はこう言っていた…


シュン君、変わってないね…。

そんなに優しいのに、なんで彼女いないの?!(笑)

 

彼女はそう言うと、

私にメアドを交換しようと話してきた…

もちろん、私は何もためらいもなくメアドを交換した…

 

 

 

 

 

 

 

でも…

この彼女とのメアドの交換が、

今後どれだけ私を成長させてくれたことか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…彼女と会って数日後、

彼女から一通のメールが受信した…

ピロリピロリ!!

>この前は忙しいのにごめんね!

寒かったでしょ?!

早く彼女見つけて頑張ってね!(笑)

 

私は久しぶりの女性からのメールだったので、

嬉しい反面、興奮し、かなり緊張をした…

 

私は、とりあえず何て返信していいのか分からず

必死で返信メールを作っていた…

 

…結局、

受信してから30分もかかり、

いざ送信しようと思いきや…、

ピロリピロリ!!

>あれ?メールまずかったかな?ごめんね!またねー!

と、

彼女から再びメールを受信してしまった…

情けない…

私は、彼女ともっともっとメールを続けたかったのに…

とても悔やんだ…

 

あー…フラれる理由も解かるわなぁ〜…

 

 

 

 

 

 

 

次の日、

また、彼女からメールが来た…

なんてことない普通のメール…

今度は私も負けないようにすかさず返信をした…

 

内容はほとんど学生の時の昔話ばかりだった…

 

でもメールのやりとりで、

10分も続いたのには私自身も驚いていた…

私はとても楽しかった…

今思えば、メールの内容で彼氏の話しは一切無かった…

私もあえて聞きはしなかった…

 

 

 

 

その後も、

いつからか彼女から頻繁にメールはくるようになり、

時間帯は夜の方が多くなった…

 

お互いに仕事を終え、

会社の友人の話や上司のグチなどをいろいろ送りあった…

 

その後も毎日、

彼女とメールをする度に仕事の疲れが自然と癒された…

 

彼女のいつも最後に送ってくる、

>おやすみ。

このメールが、

いつも私の明日の仕事のやる気を起こしてくれた…

 

私は初めて彼女専用に受信フォルダを作成した…

 

 

 

 

 

 

その後も、

メールは一日に何回も受信するようになった…

 

夜だけではなく、

朝もメールが来るようになった…

 

私は、すっかり彼女の「>おはよう。」メールで

目を覚まし、会社を出勤するようになった…

 

 

楽しい…

 

まるで交際しているみたいだ…


 

でも違う…

私は何度も錯覚し、そして悲しんだ…

 

そうなんだ…

私たちは、毎日メールはしているが、

あれから、

一度も会ってないのだ…

デートもしていない…

ただの暇つぶしの相手なんだ…

付き合っている彼氏もいる…

 

 

 

 

私は一応、彼氏がいることに気を使い、

自分からは決してメールをしないようにしていた…

 

彼女も暗黙の了解で

私からメールをしないことを理解していた…

 

 

 

…今は、彼女からのメールが、

私の生活の一部となった…

 

終らせたくない…

 

 

 

 

 

 

 

 

…ある日の夜、

いつもながら彼女からメールが来た…

 

でもなんだか、今日はいつもと様子が違う…

 

泣いているらしい…

 

私は、心配して彼女に聞いた…

 

彼氏とケンカしたようだ…

 

私は、あまり彼氏のことは聞きたくなかったが、

事情をいろいろ聞いて、いろいろ相談にのった…

そして、励ました…

 

結局、彼女は彼氏のことを詳しくは教えてくれなかったが、

少しは元気になってくれたみたいだった…

 

 

でも私はその時、

彼女に彼氏がいる存在感をリアルに感じ、

とてもヘコんだ…

 

 

なんか、付き合ってもいないのに、

とても複雑な想いだ…

 

その夜はとても寂しい夜だった…

 

 

 

「俺は、何なんだ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…その後も、彼女とは普通にメールは続いた…

彼氏の話しも微妙に出てくるようになってきた…

私は、むしろ彼氏の話しばかり興味があった…

彼女も気を使ったのだろうか、

彼氏とのノロケ話しは一切無く、

むしろ彼氏への不満ばかりこぼしていた…

私は、一緒になって賛同し、

どんどんイヤな男になっていった…

 

 

 

この時、彼女の口癖は、

>今までこんなに携帯電話を気にしたことがなかった…

といっていた…

それは、私も同じことだった…

 

 

今は、彼女の一通一通のメールが、

 

愛しい…

 

 

 

 

 

数日後…、

私はとうとう自ら彼女にメールをした…

そう、自分から初めての送信メール…

 

もちろん、彼女も驚いていた…

 

でも、彼女はいつも通りに普通にメールを返してくれた…

 

私の想いは一歩づつ、

彼女へ踏み出していった…

 

 

 

…その日から、

逆に私からの方がメールを送るようになっていった…

 

 

 

…そう、私は確実に、

彼女に対し、

”独占欲”が出てきてしまったのだ…

 

もちろん、嫉妬もした…

 

彼女を泣かす彼氏に苛立ちすら覚えた…

 

「くっ、俺だったら…」

 

 

 

 

そうして私は彼女とメールのやりとりだけでは、

もう満足できなくなっていった…

 

 

 

日に日に、私のメールの内容はエスカレートをしていった…

メールの最後には必ず、「>会いたい」と入れてしまっていた…

 

でも彼女は、そのメールに対しては、

決して触れなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある雨の日の夜…

 

めずらしく彼女からメール少なく、

私は不安になり、

彼女にメールを送り続けた…

 

 

…しかし、30分たっても彼女からメールの返信はなかった…

 

「こんなこと初めてだよ…」

 

私は強烈な孤独感に襲われ、

無性に寂しくなった…

 

でも、

メールの返信は一向に無く、

この時、携帯番号を知らないことを私は必死に悔やんだ…

その後も携帯の送受信を何回も何回も繰り返した…

 

彼女のメールはもう生活の一部だ…

彼女からのメールが来ないことで

一気に私の生活は乱れてしまう…

 

 

声が聞きたいよ…

会いたいよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜中の1時頃…

 

私は、冷静さを取り戻し、

ふと考えていた…

 

「…よく考えると俺は、彼女の携帯番号も知らない…

しょせん…、

それまでの男…

ただのメル友だったんだな…

彼女には彼氏がいる…

当然だな…

はは、またフラれた気分だよ…」

 

 

 

…私は、雨の音を聞きながら、

独り、

天井を眺めていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

…その時、

 

ピロリ!ピロリ!

 

 

…私の携帯から、

彼女からのメール受信音が鳴った…

 

私は一気に飛び起きて、彼女からのメールを見た…

 

 

 

 

 

 

 

>シュン君、 淋しい…

 

 

 

 

 

 

 

私はそのメールを見て、

何がなんだかわからなかった…

彼女に何が?!

 

 

私は、返信にとまどっていた…

いや、送れなかった…

 

 

 

 

 

 

しかし、

その数分後…、

 

 

リリリリリン…リリリリリン…

 

 

 

 

私の携帯には、

見たこともない電話番号が

着信表示した…

 

 

 

 

 

 

 

「…も、もしもし…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…そして、もう時間は夜中の2時をまわっていた…

 

電話は彼女からだった…

 

その電話で、私はあるところに呼ばれた…

 

 

そこは、最初に私たちがばったり出会った場所だった…

 

 

 

 

 

 

 

…そうして、

 

私たちは、

 

夜の雨の中で再び出会い、

 

 

たった一言話した後、

 

 

お互い何も言わず、

 

 

ある場所に行き、

 

 

 

 

一緒に朝を迎えた…

 

 

 

私は幸せを心から感じた…

 

 

 

 

 

 

 

でも、これは一つの恋の終りだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あれから、

 

一年後、

 

私は、すっかり携帯(メール)を気にしなくなっていた…

 

 

…そう、

 

 

もう彼女とは、

 

 

メールをしていない…

 

もちろん、

 

 

会ってもいない…

 

 

 

 

…あの日、あの夜、

 

 

私たちは、一気に夢から目覚めたんだ…

 

 

学生の時から憧れて、

フラれて、

大好きだった彼女を…

 

あの日で、

 

終りにした…

 

彼女専用の受信フォルダも削除した…

 

 

本当は頭がおかしくなりそうなほど辛かったけど…

 

彼女とはもう

二度と会うことはなかった…

 

 

 

 

 

 

 

彼女は今頃、幸せに過ごしてるだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日の後、

 

彼女は彼氏と結婚をした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時、彼女は結婚を控えており、

 

”マリッジブルー”だったんだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女はもう…、

私の手には届かないとこに行ってしまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう…幸せにね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールは時に、人に物凄い力を与えてくれる…

口で言えないことも

メールなら送れたりもする…

 

 

メールで始まる恋もあるんだ…

 

 

私は、

彼女とのメールで、

勇気と力をもらい、

 

そして、癒された…

 

恋もした…

 

 

メールは魔法だ…

 

 

 

これからもきっと、

 

いい出会いがあることを期待して

 

また頑張って生きよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…メールはそんな私をまた一つ成長させてくれた…

 

 

 

 

 

 

 

…最後に私は、

あれからあまり気にしてない携帯電話を手に取り、

彼女のメールアドレスを完全に消去した…

 

 

 

 

 

end
 


 
くっりく!
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※オセンチシリーズはすべてフィクションです。


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